
カウンセリングとは一般的に、訓練を受けた専門家が援助ニーズのある人(クライアント)に対して、言語的手段を用いて援助する方法をいいます。
カウンセリングの基盤をなす学問領域には、カウンセリングや心理学、臨床心理学があります。
心理的なカウンセリングから派生して、様々な相談行為(例えば、美容・結婚・転職・法律・ローンやクレジット・その他の分野など)を総称してカウンセリングということがありますが、それらの相談行為は、直接この心理的なカウンセリングと関連がある訳ではありません。

カウンセリングは一言でいうと、悩みを解決するために
『あなたがあなた自身のなかにある鍵を見つけ出すお手伝いができる場』だと言えるでしょう。
実際のカウンセリングでは最初に、クライアント(あなた)が思っていること、感じていることを話して頂きます。
あなたが何度となく考えてしまう悩み。いったいその真の問題はなんなのだろう?
考えすぎてわからなくなった問題を『話す』という行為で、自分で自分の心の声を聞き『心の整理』をしていきます。
からまった毛糸を丁寧にほどいていくように、カウンセラーが話を聴き、あなたが抱える問題をわかりやすい形で受け止められるように、その問題に対して違う目線から見た表現で、伝え返したりします。
あなたの心をほぐして一緒に問題の本質に目を向けていきます。
思いを口にするという過程を経ながら、あなた自身が気づきにくかった現状、無意識のうちにフタをしていたかもしれない心の奥の感情などと正面から向き合うことにより
少しずつ思いが開放され、迷いや悩みの原因が明確になっていきます。
本来のあなたに『気づく』ということで、あなたが自分自身を受け入れ『解決への鍵』を手にすることができるようになります。
結果的に「自分にとって無理の少ない生き方、より自分自身に正直・素直な生き方」を選べるような選択肢を広げていくことにつながります。

カウンセリングに近い概念として心理療法や、精神療法があります。
カウンセリングの主な対象者は、心身の発達や人間関係の問題で悩んでいる人であって、心理的問題や精神医学的な障害への治療を主な目的とした心理療法や、精神療法とは異なります。
カウンセリング先進国であるアメリカにおいては、心理療法や精神療法とカウンセリングは区別されていますが、日本国内においては、両者を混同して使っている心理学者も多いと言われています。

カウンセリングの技法には、次のような種類があります。
・来談者中心療法(相談者の感情を重視)
・論理療法(相談者の思考を重視)
・ゲシュタルト療法(相談者の自己受容能力を重視)
・実存主義的アプローチ(相談者の意志を重視)
・認知行動療法(相談者の行動を重視)
・精神分析法(相談者の無意識状態における過程を重視)
・交流分析(人格の役割を重視)
などが有名です。
いかなる心理療法であってもカウンセリングの基礎技法「傾聴」※1というスキルを用いて相談者の話を聞いていくことに違いはありません。

アメリカにおいては、どのカウンセラーに相談しているかということも一つのステータスになっていると言われています。
しかし、現代のカウンセリングブーム時においては、専門的な教育を受けていない「自称カウンセラー」が数多く出現し、彼らのカウンセリングを受けた人々からは「カウンセリングは効果がない」という評価が出る結果をまねいています。
一方では、専門的なカウンセリングの教育を受けた『真のカウンセラー』のカウンセリングを受けた人々からは「カウンセリングは素晴らしい」という評価が出されており、カウンセラーのたどってきた教育課程において、クライアントの評価は大きく異なっているというのが日本の現状といえます。

問題解決の糸口が見つからず、同じ感情が何度も頭をグルグルめぐり、どうすればいいのか分からなくなってしまったら、まずはご相談ください。
現在の迷いのすべてをカウンセラーと話すことによって、事実を再認識し、問題が整理されて、本当は何が原因だったのかが浮かび上がってくるでしょう。
そしてあなた自身の力で問題解決への道を歩んで行くための、お手伝いをするのがカウンセリングなのです。

あなた自身が抱える問題と向き合おうと思ったとき。
胸のモヤモヤをすっきりさせたいとき。
など、心や身体からのサインを感じたときが問題解決の鍵を手にするタイミングとなります。

お薬を服用しながら、並行してカウンセリングをうけることで効果のある心理療法もあります。
通院していることに迷いのある方はお気軽にご相談ください。
かかりつけのお医者さんにカウンセリングを受けるかどうかご相談してみるのも良いでしょう。

人の心理を左右する要因は心の状態だけではありません。
身体の不調を感じているとき(胃の痛み・眠れない・疲れているなど・・・)の場合にも不安や迷いを感じることもあるでしょう。
病院で診てもらうことで、症状は治まってくることもあります。
身体の不調を感じている方は、まず病院での受診をおすすめします。
身体の症状が和らいでからも、『心の整理』も必要だと思われる方はカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
人の心は弱く、もろく、辛く、悲しくなることがあって当たり前
という視点からあなたのお話をお聴きします。
カウンセリングをうけて「冷静になる」「客観的に物事を見る」という、あなたを少しでもラクにしてくれる、心の力を身につけるために、カウンセリングやエゴグラムチェックを取り入れてみることをペイフォワードではおすすめしています。

エゴグラムとは、交流分析をもとに、自我状態を5つに分類し、グラフ化するものです。
この5つの自我状態の傾向(パターン)を知ることで、落ち込みの原因や、対人関係のトラブルなどの原因を探っていく簡単なチェック方法の一つです。
※「傾聴」とは・・・(アクティブリスニング)
クライアントの話を文字通りの意味だけで受動的に聴くというのではなく、聞き手(カウンセラー)が、話し手(クライアント)を大切にする心構えを持ち、積極的な姿勢で話を聴くことをいいます。